応用ろ過システム概要

油脂燃料化に成功

従来では廃タイヤの処理については、産業廃棄物として焼却処理をするか、又は破砕機にてチップ状にして、発電所・製紙会社セメント製造会社などに「熱焼却」というサーマルリサイクルに頼っているのが実情です。
廃タイヤから油脂分を抽出・精製して重油化しボイラーなどの代替燃料として利用することにより、自社の石油購入代金が約30%節約できます。

再生利用の用途について

応用ろ過システムにより精製ろ過されたものは、再生油として利用できます。
温泉・健康ランド・その他ボイラー燃料、焼却設備の補助燃料など様々な用途が期待できます。

サーマルリサイクルからマテリアルリサイクルへ

サーマルリサイクル サーマルリサイクルとは、燃料としてのエキルギー源に再利用されることです。
現在、廃タイヤの65%がこの方法でリサイクルされています。
エキルギー源としては廃タイヤは非常に有効なのですが、ダイオキシン対策の問題や、貫重なゴム資源消滅ヘの加担などのデメリットもあります。
マテリアルリサイクル マテリアルリサイクルは、廃タイヤを粉砕し、素材として再利用することで、貴重な資源の有効的な活用、さらにはCO2の排出も焼却してしまう場合に比べ、およそ30%抑制出来ます。

システム紹介

本機は、各種混合複合濾液で難解濾過液とされているものを多目的に対応する、濾過装置として開発されました。
これまで現場研究技術を必要とする濾過作業に最適です。

多段式円筒トレーはパンチング式
リザーブプレートには、特別に選定されたパルプ製の濾紙を使用しており残滓の公害等は全て問題ありません。
キャンドル型濾過機は自動でミックスプリコート材を排出します。(フィルター交換がありません)

製品仕様

以上の各濾液の精密濾過機として使用できます。
各濾液に対してプリコートする材質及び材料については、御相談に応じます。

使用方法

撹拌タンクに処理液を充填して、各プリコート材及び、凝集材を投入して撹拌します。
送入ポンプによりキャンドル式の精密濾過機に処理液を送り、循環させます。
プリコートは20分間で完了します。作業を継続しながら、プリコート材を更に加え、初期と同様に20分~30分間かけて少量ずつ追加投入します。

以上で精製濾過は完了となります。
精製濾過作業は、14,000Lの場合約50分で完了します。

※1日処理可能能力: 100キロリットル~200キロリットル

再生利用の用途について

応用ろ過システムにより精製ろ過されたものは、再生油として利用できます。
温泉・健康ランド・その他ボイラー燃料、焼却設備の補助燃料など様々な用途が期待できます。

応用ろ過システムの特長

  • 弊社の廃タイヤ油化装置は全自動で油脂化するので手間が掛らなく、チップの投入・残渣の回収も短時間で済みます。
  • 弊社の機械設備は単純な複合体で有る為、部品交換が容易です。交換が有るとしてもフィルター・パッキン関係位で済みます。
  • 年間の維持費はフィルター交換も含め 約50万円位で済みます。
  • 他社の油脂化設備は複雑で故障が起きると故障個所一式交換です。また自動で有っても人の管理が必要なので経費も掛かります。

各油の性状分析結果

原料:廃タイヤチップ

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